ニワトコ
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― ニワトコについて ―
動物病院の名を決めることは、難しいことでした。迷い、インターネットで米国留学時代に住んだことのある地名を検索してみました。最初に住んだ地域名、elderをいれると日本語で”長老”と示され、その下の段に”ニワトコ”とありました。”ニワトコ”、馴染みのある響きです。

数十年前、私が幼いころに、私の祖母が近くの林から、小枝をとってきて、”これ、ニワトコって言うんだ”と私に教え、真っすぐな枝を選び、愛鳥のカナリヤの止まり木にしました。

ニワトコは、漢字で接骨木(こっせつぼく)と表記されます。枝などを煎じて、それを骨折治療の際の湿布剤に用いたためと言われています。

ニワトコの花言葉は、熱心、思いやり、私の苦しみを癒す人などです。

頻繁にインターネットでみられる西洋ニワトコ(elder flower)は、別もので、西洋ニワトコの実は、黒く熟し、一方の日本のニワトコの実は、鮮やかな赤い実が枝先に付きます。

ニワトコの枝先を煎じた汁を小鳥に飲ませると、病気が治るという記述を見つけました。インターネットなどない時代にニワトコの効能を知っていた先人たち凄いです。私のばあさんもそのひとりなのでしょう。

― ご挨拶 ―
犬猫の診療を中心に様々な経験を長年積んできました。獣医師が大勢いる個人動物病院で働き、その分院で院長を数年勤めました。企業系動物病院でも、短期ですが分院長を勤めました。短期のお手つだいは少なくありません。

それ以前は、日本の獣医系大学の付属動物病院の獣医師として、数年間、研修しました。また、米国、バージニア州の2か所の動物病院では、数年間に及んで、拙い英語を駆使して、米国式獣医学に触れました。同時に、在籍していた大学に偶然あった動物看護士コースの授業も多く受けました。当初、その授業では、獣医学は、分かるが、英語が分からないと言う状態でしたが、時が経つに従い、その差が縮まるのを実感しました。

日本の獣医大学でタイ王国の留学生と共同研究もしました。既に、タイ王国では、大学の先生でした。多くを学びました。その友人のいるタイ王国では、獣医科大学の動物病院、個人病院を数か月間におよび学習させていただきました。生活様式の違いで感染症や交通事故による骨折の犬を多く見ました。

また、中国、北京では、診察科の分かれる大きな動物病院を視察しました。発展まさっかりの中国、獣医学も上昇の気運を感じました。漢方薬、鍼の治療も興味深いところでした。

その知識を活かして、獣医画像診断学(レントゲン、超音波診断)、獣医栄養学、獣医皮膚病学の教科書、専門書の翻訳等も過去に数冊行いました。

変わったところでは、犬猫の24時間型の電話相談室の立ち上げにも参加しました。聴診器もない、ましてや、動物もいない。自分の力を試されているようでした。電話のみの対応は、とても貴重な経験でした。

現在は、動物の行動学、主に、犬のしつけに興味を惹かれています。これも、勉強になります。ヒトと動物の類似性、ヒトと動物の違い、まだまだ、学ぶことたくさんありそうです。

さまざまな経験をこの動物病院の診療の中に活かしたいと思っています。よろしくお願いします。

                                  獣医師 河本毅